プレスリリース 2018 年 6 月 5 日

iOS 12に作業中断を減らし、画面を見ている時間を管理するための新機能が導入

エリザベスのiPhoneのScreen Timeの情報が表示されたiPhone Xの画面。ソーシャルネットワーク、エンターテインメント、仕事効率化に費やした時間のほか、最も長いセッションや、就寝時間後の使用や制限が表示されている。
詳細なアクティビティレポートは、毎日または週ごとにユーザが各アプリケーションに費やした合計時間、通知の受信件数、iOSデバイスを手にとる頻度についての情報を提供します。
カリフォルニア州サンノゼ ーー Appleは本日、ユーザがiOSデバイスの使用時間を把握し管理できるようiOS 12に組み込まれる、一連のツールを発表しました。これらの新機能は、今月中に提供が開始されるiOS 12パブリックベータ版の一部として利用いただけるもので、アクティビティレポート、アプリケーションの制限、新しくなった「おやすみモード」や通知のコントロールなど、作業の中断を減らし、ユーザ自身やご家族が画面を見ている時間を管理できるように設計されています。
「iOS 12は、アプリケーションやウェブサイトに費やしている時間、一日にiPhoneやiPadを手にとる頻度、通知の受信件数をより詳しく把握し、管理するための詳細な情報とツールを提供します」と、Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデント、クレイグ·フェデリギは述べています。「2008年にiPhone向けのペアレンタルコントロールの提供を始めて以来、チームは何年にもわたり深く考え抜いた結果として、保護者がお子さんの使っているコンテンツを管理する機能を追加しました。スクリーンタイムでは、一連の新しいツールを使って、ユーザはデバイスの使用時間を管理し、こなさないといけない重要なことのバランスをとることもできます」

おやすみモード

暗い部屋でワイヤレス充電器に置かれたiPhone。おやすみモードが表示されている。
ベッドタイム中のお休みモードは、操作を促されるまでディスプレイを暗くし、ロック画面の通知を非表示にします。
iOS 12では、おやすみモードの機能が強化されています。このパワフルな時間管理ツールによって、学習、授業、ミーティング、夕食の際に気が散ることなく、よりその場に集中できるようになります。また、新しいベッドタイム中のお休みモードも追加されています。 これは翌朝に操作するまでディスプレイを暗くし、ロック画面の通知を非表示にすることで、睡眠の質を高める機能です。さらに、特定の時間や場所に基づいて自動的におやすみモードを終了するよう設定できる新しいオプションがコントロールセンターに追加されました。

通知

作業の中断を減らすため、iOS 12には、通知の受信方法を管理するためのオプションが追加されています。通知を完全にオフにすることも、直接通知センターに送るようにすることも、瞬時に設定できます。さらにSiriが、ユーザがどのアラートに反応してデバイスを操作したのか学習し、サウンドを再生せずに受信する、アラートをオフにするなどの通知の設定も賢く提案します。また、iOS 12にはグループ通知も導入されているため、複数の通知を一度に表示したり、管理したりするのが簡単になります。

スクリーンタイム 

ジェイソンのiPadのスクリーンタイムの情報が表示されたiPhone X。ゲーム、エンターテインメント、ソーシャルネットワークに費やした時間のほか、「休止時間」「Appの制限」「常に許可」「コンテンツ」「プライバシーの制限」へのリンクが表示されている。
スクリーンタイム は、ユーザがiOSデバイスでどのように時間を費やしているか、管理するためのツールです。
スクリーンタイムは、アプリケーションとウェブサイトにどのように時間を費やしているかの詳しい情報を知るための機能です。毎日または週ごとの詳細なアクティビティレポートを作成し、ユーザが各アプリケーションに費やした合計時間、アプリケーションの各カテゴリの使用状況、通知の受信件数、iPhoneやiPadを手にとる頻度についての情報を提供します。
自分がiOSデバイスをどのように使っているかを把握することで、特定のアプリケーションやウェブサイト、アプリケーションのカテゴリごとに費やす時間を管理できます。また、アプリケーションの制限機能では、 特定のアプリケーションを使用できる時間を指定し、時間制限が近づくと通知が表示されるように設定することができます。
Screen Timeが表示されたiPhone Xの画面。最も使う頻度の高いアプリケーションの使用状況が表示されている。
アプリケーションに費やした時間を確認し、制限を設定できます。
スクリーンタイムは、デバイスの使用状況を把握し、管理するための優れた機能ですが、特に子どもたちやご家族にとって、有益なツールとなるでしょう。保護者のみなさんは、お子さんのアクティビティレポートに自分のiOSデバイスから直接アクセスし、お子さんが何に時間を費やしているのかを把握したり、アプリケーションの使用を管理したり、制限を設けたりできます。
デバイスの休止時間メニューが表示されたiPhone Xの画面。
休止時間をスケジュールするとアプリケーションからの通知は表示されず、使用が禁止されていることを意味するバッジがアプリケーションのアイコンに表示されます。
スクリーンタイムでは、就寝中など、子どもがiOSデバイスを使用するのを禁止する時間帯を設定することもできます。休止時間の間、アプリケーションからの通知は表示されず、使用が禁止されていることを意味するバッジがアプリケーションのアイコンに表示されます。休止時間中や制限時間を過ぎた後でも、電話やApple Booksなどのアプリケーションを常に使用できるように設定することもできます。
ゲーム中に終了5分前を知らせるScreen Timeの通知バナーが表示された、iPadの画面。
子どもが一日にiOSデバイスでアプリケーションを使用できる制限時間を設定できます。制限時間が経過すると、お子さんから延長を求めることも可能です。
スクリーンタイムはアカウントベースの機能で、お子さんが使うすべてのiOSデバイスが対象となるため、設定、レポート、許容時間はすべてのデバイスでの使用状況に基づきます。スクリーンタイムはファミリー共有と連係しており、設定もすばやく簡単に行えます。保護者のデバイスのファミリー共有グループからリモートでスクリーンタイムを設定することも、お子さんのデバイスで設定することも可能です。
提供について
スクリーンタイム、新しくなった通知、おやすみモードの機能は、今秋リリースされるiOS 12でご利用いただけます。iOS 12のデベロッパ向けプレビューは本日より、developer.apple.comを通じて提供されます。iOSユーザに対しては今月中にパブリックベータプログラムがbeta.apple.comで提供される予定です。iOS 12の正式リリース版は今秋発表予定で、iPhone 5s以降、iPad AirおよびiPad Proの各モデル、iPad(第5世代)、iPad(第6世代)、 iPad mini 2以降、およびiPod touch(第6世代)に対して、無料のソフトウェアアップデートとして提供されます。詳細については、apple.com/ios/ios-12-previewをご覧ください。

iOS 12のスクリーンタイム機能の画像

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