新規ウィンドウを開く
Apple Vision Proのクローズアップイメージ。
空間コンピューティング時代の幕開けを告げる、Apple Vision Proが登場。
カリフォルニア州クパティーノ Appleは本日、デジタルコンテンツを現実の世界とシームレスに融合しながら、実世界や周囲の人とのつながりを保つことができる革新的な空間コンピュータ、Apple Vision Proを発表しました。Vision Proは、従来のディスプレイの枠を超えて広がるアプリのための無限のキャンバスを作り出し、ユーザーの目と手、声という、最も自然で直感的な操作方法によって、完全に3次元化されたユーザーインターフェイスを実現します。世界初となる空間オペレーティングシステム、visionOSを搭載したVision Proにより、まるでデジタルコンテンツが自分のいる空間に物理的に存在しているかのように楽しむことが可能となります。画期的なデザインを備えたVision Proの大きな特長は、あらゆる体験がユーザーの目の前でリアルタイムに起こっているように感じさせる、2つのディスプレイに2,300万ものピクセルを詰め込んだ超高解像度のディスプレイシステムと、独自に設計されたデュアルチップを備えたカスタムのAppleシリコンを搭載していることです。
macOS、iOS、およびiPadOSの基盤を引き継いだvisionOSは、デジタルコンテンツを現実の世界と融合させる世界初の空間オペレーティングシステムです。
「今日は、コンピュータの歴史にとって新たな時代の幕開けとなる記念すべき日となるでしょう。Macが私たちにパーソナルコンピューティングをもたらし、iPhoneがモバイルコンピューティングを実現したように、Apple Vision Proは私たちを空間コンピューティングの世界へと導きます。Appleが数十年にわたって生み出してきた革新的な技術を受け継ぎながら、大きな変革をもたらす新しい入力操作システム、数千もの画期的なイノベーションを実現するVision Proは、これまで生み出されたどのようなものとも異なる、時代の数年先を進む製品です。Vision Proはお客様に驚くような体験を届け、デベロッパの皆さんにエキサイティングな新しい機会を提供します」と、AppleのCEO(最高経営責任者)、ティム·クックは述べています。
「Apple初となる空間コンピュータを生み出すにあたり、システムのほぼすべての面において新たな発明が必要でした。ハードウェアとソフトウェアを緊密に統合させることで、私たちはコンパクトなウェアラブルデザインでありながら、単体で機能する空間コンピュータを開発しました。これは歴史上で最も先進的でパーソナルな電子デバイスとなるでしょう」と、Appleのテクノロジー開発部門のバイスプレジデント、マイク·ロックウェルは語っています。  
Apple Vision Pro では、驚くべき性能とモバイル性、ウェアラビリティを実現するため、考えられる中で最も先進的な素材が使われています。

驚くべき新たな体験

Apple Vision Proはパワフルなパーソナルコンピューティングに新たな次元をもたらし、ユーザーがお気に入りのアプリを使ったり、思い出に残る瞬間を記録して振り返ったり、息を呑むようなテレビ番組や映画を楽しんだり、FaceTimeで家族や友人とつながる方法を一変させます。  
職場や自宅でアプリに無限のキャンバスを:visionOSはアプリをディスプレイの枠から解き放つ3Dのインターフェイスを備えているため、アプリを好きな大きさで並べて表示することが可能です。Apple Vision Proのどこまでも広がる画面領域、お気に入りのアプリへのアクセス、マルチタスキングのためのまったく新しい方法を活用して、ユーザーはこれまで以上に生産性を高めることができます。さらにMagic KeyboardとMagic Trackpadにも対応しているので、驚くほど鮮明に文字を映し出し、簡単に持ち運びのできる広大でプライベートな4Kディスプレイを作り出し、完璧なワークスペースにしたり、Macのパワフルな機能をVision Proにワイヤレスで組み込んだりすることもできます。
visionOSはアプリでユーザーの周囲を埋め尽くし、どこに移動しても最適なサイズで表示します。さらに照明に応じて、アプリの影を投じることも可能です。
夢中になれるエンターテインメント体験:2つの超高解像度ディスプレイに広がる2,300万ものピクセルにより、Apple Vision Proはどのような場所でも、先進的な空間オーディオシステムに対応し、幅30メートルにも感じられるスクリーンを備えた、自分だけの映画館に変身します。ユーザーの皆様は、映画やテレビ番組、息を呑むような3D動画のほか、空間オーディオに対応した180度の高解像度録画を提供するApple Immersive Videosを通じて、まったく新しい場所へと誘う、臨場感あふれるエキサイティングなビデオのラインナップを楽しむことができます。
空間コンピューティングは包み込まれるような臨場感の領域に広がる新しいタイプのゲーム体験を可能にし、プレイヤーをまったく新しい世界へと連れ出します。さらに100を超えるApple Arcadeのゲームを驚くほど臨場感のあるオーディオとともに、好きなだけ大きな画面で楽しめるほか、人気の高いゲームコントローラーにも対応します。
どのような場所でも、幅30メートルにも感じられるスクリーンを備えた、自分だけの映画館に変身させることができます(Apple TV+のサブスクリプションにより『ファウンデーション』をストリーミングで楽しめます)。
臨場感あふれる環境:環境ビューでは、ダイナミックで美しい風景とともに、実際の部屋の大きさを超えてユーザーの世界が広がるため、ユーザーは気が散ってしまいそうな雑然とした場所でも、コンテンツに集中できます。また、Digital Crownを回転させることで、ユーザーはどれだけ実世界に意識を向けるか、どれだけApple Vision Proの環境に浸るかをコントロールできます。
臨場感あふれる環境では、ダイナミックで美しい風景とともに、実際の部屋の大きさを超えてユーザーの世界が広がります。
大切な思い出を何度も体験できる:Apple Vision Proに搭載された3Dの写真やビデオに対応するApple初のカメラを使って、ユーザーは空間オーディオとともに記録した大切な思い出に浸り、再び体験することができます。空間再現写真と空間再現ビデオは、友人とのお祝いや家族との特別な集まりなどの過去の瞬間へとユーザーを連れ戻し、何度でも体験させてくれます。ユーザーはiCloudの写真ライブラリ全体にアクセスして、写真やビデオを実物大のスケールと鮮やかな色、圧倒的なディティールで再現できます。iPhoneで撮影したパノラマ写真はユーザーを包み込むように広がり、まるで写真を撮影した場所に戻ったかのような感覚を生み出します。
空間再現写真と空間再現ビデオは、過去の大切な瞬間へとユーザーを連れ戻します。
iPhoneで撮影した美しいパノラマ写真はユーザーの周囲を包み込むように広がり、まるで写真を撮影した場所に戻ったかのような感覚を生み出します。
FaceTimeが空間体験に対応:Apple Vision Proでは、FaceTime通話にユーザーの周囲のスペースを活用して、通話に参加している全員を等身大に映し出し、空間オーディオによりそれらの人物が見えている位置から直接話しかけているかのように音声を再現します。FaceTime通話中にApple Vision Proを装着しているユーザーは、Personaとして映し出されます。PersonaはAppleの最も先進的な機械学習テクノロジーにより生み出されるデジタル表現で、ユーザー自身の姿、顔や手の動きをリアルタイムで再現します。ユーザーはほかの人と一緒に映画を視聴したり、写真を見たり、プレゼンテーションに共同で取り組むこともできます。
Apple Vision ProのFaceTimeを使えば、協力して作業に取り組んだり、つながるのも簡単です。通話の参加者は等身大で映し出され、空間オーディオによりそれらの人物が見えている位置から直接話しかけているかのように音声が再現されます。
アプリ体験がさらに豊富に:Apple Vision Proにはデベロッパが開発したアプリやコンテンツが見つかる新しいApp Storeが用意されているほか、iPhoneやiPadでお馴染みの数十万ものアプリもスムーズに動作し、Vision Proのために開発された新しい入力操作システムと自動的に連係します。また、Appleのデベロッパコミュニティの皆さんはさらに一歩進んで、Vision ProとvisionOSのパワフルかつユニークな機能を活かし、これまでにないアプリ体験をデザインしたり、既存のアプリを空間コンピューティングに合わせて再構築できます。
visionOSのApp Storeは、部屋に実際に浮かんでいるかのように再現されます。
visionOSは、デベロッパの皆さんが驚くような体験を生み出すことのできる、まったく新しいプラットフォームとなります。Apple Vision Pro上のApp Storeでは、新しいアプリを発見したり、iPhoneやiPadでお馴染みの数十万ものアプリを簡単に入手し、現実の世界よりも大きなスケールで体験できます。

革命的なオペレーティングシステムとユーザーインターフェイス

macOS、iOS、iPadOSにおいて、Appleが数十年にわたって蓄積してきたエンジニアリング分野での革新を受け継ぎながら、空間コンピューティングに求められる高速な処理速度に対応できるよう、visionOSはゼロから設計されました。その結果として生まれたのが、ユーザーを取り巻くスペースを活用してパワフルな空間体験を生み出し、職場や自宅での新たな可能性を切り拓く、革命的なオペレーティングシステムです。
visionOSのために新たに開発された3Dインターフェイスは、ユーザのいる現実の世界に存在するかのような視覚と感覚でデジタルコンテンツを再現し、自然光にダイナミックに反応して陰影を投じることで、空間と物の大きさを把握できるようにします。さらに空間体験の操作を実現するため、Apple Vision Proではユーザーの目と手、声によりコントロールする世界でも初となる入力操作システムを採用しています。視線を向けるだけでアプリをブラウズできるほか、項目をつまむようにタップして選択したり、手首を上下左右にさっと動かしてスクロールしたり、声で文字を入力することも可能になります。
革命的なvisionOSには、目や手、声によって魔法のように操作できる、世界初の3Dインターフェイスが備えられています。
Apple Vision Proのもう一つの大きな特長に、身の回りの実世界とのつながりを保つための驚異的なイノベーション、EyeSightがあります。Apple Vision Proを装着しているユーザーに誰かが近づくと、ユーザーが相手を認識できるようデバイスから周囲が見通せるようになり、同時にユーザーの両目をデバイス上に映し出します。また、EyeSightはユーザーが環境に入り込んでいたり、アプリを使用している時は、ユーザーが何に集中しているのかを視覚的に周囲に見えるようにします。
Apple Vision Proを装着して周囲の環境に完全に入り込んでいる時でも、EyeSightの機能により周りの人たちとのつながりを保つことができます。

常識を打ち破るデザイン

MacやiPhone、Apple Watchのようなウェアラブルデバイスといった高性能な製品を生み出してきたAppleのイノベーションと経験は、Apple Vision Proでさらに進化し、史上最も先進的でパーソナルな電子デバイスとして最高潮を迎えます。パフォーマンス、モバイル性、ウェアラビリティにおける野心的な目標を達成するため、Appleは最も先進的な素材を採用しました。
Apple Vision Proのコンパクトなデザインには目を見張るような量のテクノロジーが詰め込まれています。 ラミネート加工が施され、磨き上げられた立体的な一体成形のガラスは、Vision Proに搭載された幅広いカメラやセンサーのレンズのような働きを担い、現実の世界とデジタルコンテンツを融合させるのに必要不可欠となっています。このガラスがユーザーの顔にそって滑らなカーブを描くアルミニウム合金のフレームへと流れ込むように組み込まれており、フィット感をカスタマイズできるモジュラーシステムにより幅広い人に対応します。柔らかい生地で作られた遮光パッドは、ユーザーの顔に最適なフィット感に調整できるよう、複数の形状やサイズが用意されています。柔軟な調整が可能なストラップは常にユーザーの耳に近い位置で音声が再生されるようサポートし、複数のサイズから選べる3Dニット構造のヘッドバンドはクッション性と通気性、伸縮性を提供します1。ヘッドバンドはシンプルな仕組みにより取り外しできるため、 別のサイズやスタイルのバンドに簡単に交換できます。
左から右へ: Apple Vision Proのガラスはアルミニウム合金で作られたカスタムのフレームに流れるように組み込まれており、ユーザーの顔にそって滑らかにフィットします。さらに、遮光パッドやヘッドバンドなどのパーツで構成されるモジュラーシステムによりカスタマイズも可能です。
上から下へ: Apple Vision Proのガラスはアルミニウム合金で作られたカスタムのフレームに流れるように組み込まれており、ユーザーの顔にそって滑らかにフィットします。さらに、遮光パッドやヘッドバンドなどのパーツで構成されるモジュラーシステムによりカスタマイズも可能です。
Apple Vision Proの外部バッテリー。
Apple Vision Proは負荷の高いワークロードに対応し、1回の充電で2時間使用できるように設計されています。

ハードウェアに組み込まれた比類ないイノベーション

Apple Vision Pro はコンパクトなウェアラブルデザインでありながら、群を抜いた演算性能を実現できるよう設計されています。Appleシリコンのチップにもとづいて開発された画期的な超高解像度ディスプレイシステムを備えたApple Vision Proは、micro-OLEDテクノロジーにより、広色域とハイダイナミックレンジを備えた切手サイズの2つのディスプレイに、合計2,300万ものピクセルを詰め込んでいます。この技術的な躍進と反射屈折レンズの組み合わせがとてつもない鮮明さと驚くような体験を届けます。また、視力矯正が必要な方は、ZEISSのオプティカルインサートを追加して、ディスプレイのパフォーマンスとトラッキングの精度を高めることもできます2
Apple Vision Proは2つのディスプレイに2,300万ものピクセルを詰め込んだ、超解像度のディスプレイシステムを備えています。これは4Kテレビよりも多くの画素数がそれぞれの目に用意されていることを意味します。さらに新たに開発されたR1チップが、ほとんど遅れの生じないリアルタイムな体験を実現します。
Apple Vision Proでの体験の中核となるのは、サウンドがユーザーを取り巻く環境から聞こえるような感覚を生み出し、その空間に合わせてサウンドを調整する、先進的な空間オーディオシステムです。各オーディオポッドに内蔵された2つのドライバーが独立して音声を増幅し、ユーザーの頭と耳の形に合わせてパーソナライズされた空間オーディオを生み出します3
史上最も先進的な空間オーディオシステムを備えたApple Vision Proは、サウンドがユーザーを取り巻く環境から聞こえるような感覚を生み出します。さらに両耳のすぐ横に配置されたデュアルドライバー搭載のオーディオポッドが、環境に合わせてパーソナライズされたサウンドを届けます。
画期的なディスプレイと先進的なオーディオ体験に加え、Apple Vision Proに備えられた高性能のアイトラッキングシステムは、ハイスピードカメラとLEDリングを使ってユーザーの両目に不可視の光のパターンを照射し、その反応を通じて直感的な入力操作を可能にします。
Apple Vision Proに組み込まれたこれらの画期的なイノベーションの数々は、独自に設計されたデュアルチップデザインを持つAppleシリコンによって実現されています。M2チップは単体で機能するための比類ないパフォーマンスを提供し、新たに開発されたR1チップは、12のカメラ、5つのセンサー、6つのマイクロフォンからの入力を処理し、コンテンツがユーザーの目の前に現れるような感覚を生み出します。R1は瞬きの8倍高速な12ミリ秒で新しいイメージをディスプレイにデータストリームとして伝送します。Apple Vision Proは電源接続時には一日を通しての使用が可能で、高性能の外部バッテリー接続時には最大で2時間使用できます。

業界トップレベルのプライバシーとセキュリティ

Apple Vision Proはプライバシーとセキュリティの強固な基盤にもとづき、ユーザー自身がデータを管理できるように設計されています。  
Optic IDは様々なLEDライトが照射された状態でユーザーの虹彩を分析し、Secure Enclaveにより保護された登録済みのOptic IDのデータと比較し、Apple Vision Proのロックを瞬時に解除します。ユーザーのOptic IDのデータは完全に暗号化され、アプリがアクセスすることはできず、デバイスの外に出ることも決してありません。これはOptic IDのデータはAppleのサーバーには保存されないことを意味します。
Apple Vision Proを操作中のユーザーの視線に関する情報はプライバシーを保護するかたちで保たれ、Apple、他社のアプリやウェブサイトに共有されることはありません。また、個々のアプリが空間体験を届けるためにユーザーを取り巻く環境を参照する必要がないように、カメラやその他のセンサーからのデータはシステムレベルで処理されます。さらに、EyeSightにはユーザーが空間再現写真や空間再現ビデオを撮影している時にそのことが周囲の人に明確にわかるよう視覚的に見える機能も備えられています。
価格と販売について  
Apple Vision Proは3,499ドル (米国) から、apple.com/storeおよび米国のApple Store直営店では来年初旬より、その他の国や地域では来年の後半より販売を開始します。お客様はApple Store直営店でVision Proを体験し、フィット感や詳細をご確認いただけます。Vision Proについて詳しくは、apple.com/apple-vision-proをご覧ください。
共有

Media

  • 記事本文

  1. アクセサリは別売りです。
  2. ZEISSのオプティカルインサートは別売りです。
  3. パーソナライズされた空間オーディオを利用するには、パーソナルプロファイルを作成するためのTrueDepthカメラを搭載したiPhoneが必要です。

お問い合わせ先

Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp

03-4345-2000

Apple Japan 広報部

press@apple.co.jp